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より高い。男性高齢者の気管炎、肺水腫、肺心病の割合は40.8%(第一位)で、女性高齢者の26.1%(第三位)よりはるかに高い。

(3) 介護を必要とする高齢者状況

1995年10月1日に上海市統計局人口調査事務室と上海市老齢委員会が合同で「上海市区部高齢人目についての総合調査」を行った。その調査は、中国全体より1%人日調査のデータから上海市区部60歳以上高齢者を3,000人を対象としたが、その結果を見れば、日常生活の中で自立ができる人が89.6%、部分的にできる人が7.0%、完全にできない人が3.4%であることが明らかになった。年齢別に見ると、日常生活の中で自立ができる人は年齢の上昇につれ、低下し、部分的にできる人と完全にできない人は年齢の上昇に伴い、上昇する傾向が見られる(表4参照)。

 

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1992年2月に行われた「上海市高齢者扶養システムについての調査」で、60歳以上の高齢者の着服、食事、入浴、トイレの諸方面での独自の能力を具体的に調べたが、市区部と農村部の高齢者は、完全に自立ができない人の割合はそれぞれ1.4%と1.3%、食事の面では完全に自立できない人の割合は0.4%と0.6%、入浴の面では3.1%と1.0%であり、トイレについては自分でできない人が1.8%と1.0%を占めている。

(4) 高齢者の医療状況

1992年2月に行われた「上海市高齢者扶養システムについての調査」から、調査対象となった60歳以上の市区部の高齢者の中に、前年度病院で診察を受けた人の割合は85.4%であることが分かる。そのう

 

 

 

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