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●藤井康子:1950年生まれ,浪花女高→浪速短大(山田SC),日200m=2-28.9(1968)。メキシコ五輪8位。200mで2分30秒の壁を破った。200m,400mの個人メドレーの日本記録も1966〜1967に4回ずつ出した。

[写真:スイマガ1987.9 p59]

 

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●坂野和代:福山女学園高,日100m=1-07.7(1970)。6年ぶりに高橋氏の100m日本記録を更新した。

[写真]

 

●青木まゆみ:1953年生まれ,浪花女高→天理大(山田SC),日100m=1-03.34(1972)。第6回アジア大会100m優勝。ミュンヘン五輪優勝(世界記録),ベオグラード世界選手権3位。1989年水泳殿堂入り。五輪選考会100mにおいて,前半30.2で折り返し,1-3.9の世界記録を出した。ミュンヘン五輪100m予選で1-4.00の五輪新で準決勝進出,準決勝は1-04.11で16人中3位だった。決勝では,スタートは好調横一線であった。前半の強いバイエル選手(前半29.6)に1身長差で折り返すつもりであったが,それ以上の差がついて7位でターンした。その後夢中で泳ぎ,90m付近でバイエル選手に追い付き,ゴールに数人がなだれ込んだ。後半の強さを発揮し1位から8位の差が0.91という激戦を1-03.34の世界新で制した。青木氏は「くよくよ考えない。ダメだったら仕方ないだけじゃない。」と考えればアガリやプレッシャーは感じないと語った。(文藝春秋にみるスポーツ昭和史より)

[写真:水泳,講談社1989.10 p72]

 

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●浅野典子:1955年生まれ,椙山女学園高,日200m=2-19.50(1972)。五輪前年に病気のため伸び悩んだが,五輪200mで自己ベストを6.40短縮し2分20秒の壁を破った。ミュンヘン五輪100m8位,200m5位。

 

●初田恭江:1959年生まれ,武庫川女高→武庫川女大(イトマンSS),日100m=1-02.99(1976),200m=2-15.79(1978)。モントリオール五輪代表。第7回アジア大会100m優勝。第8回アジア大会100m&200m優勝。このアジア大会200m予選で,初田氏は2年半ぶりの自己ベストと日本記録を達成した経緯を次のように綴った。現地で体調を崩していたが,仲間の日本新を祝福するうち,自分もそれに溶け込んでいった。

 

 

 

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