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インタビュー

優勝者

女子組手優勝

米田由公子(大阪府)

 

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「優勝できるかもわかりませんでしたし、とにかくベスト4までには入ろうと……」

―― 優勝おめでとうございます。全日本大会から一週間がたちましたが、今はどんなご気分ですか?

米田 ほっとしたのも束の間。今は学校のレポートがたまってて必死の状態です(笑)。来週は江ノ島まで地層を見にいかなきゃならないんです。先週は学校の回りの地層を見て回ってました。地学実験っていうんですけどね。

―― はぁ、地層……ですか?

米田 わたし今、教職の免許取るために日大の生物資源科学部(昔の農獣医学部)へ科目履修生として通っているんです。順当にいけばこの3月で免許が取れるはずなんですけど、どうなるんでしょうね。

―― ああ、そういうことですか。ところで今回の全日本大会では3連覇がかかっていたわけですが、プレッシャーはありましたか?

米田 3連覇についてのプレッシャーはありませんでした。優勝できるかもわかりませんでしたし、とにかくベスト4に入るのが目標でしたから。

―― 準決勝で奥田優子さん、決勝で藤岡映里さんと、ともに同じ大阪府連盟の選手と対戦しましたね。しかもこの組み合わせは昨年の全日本選手権の時とまったく同じ顔合わせですが、それぞれ米田さんの目から見てどんな選手ですか?

米日 はい。奥田さんは今は高校3年生なんですけど、高校生とは思わないでやるようにしてます。近いうちに日本の代表する選手になるんじゃないでしょうか。藤岡さんとは去年の全日本大会の決勝をはじめ、大阪府の選考会や地区大会、7月の東京レディースカップの決勝など、けっこう対戦してますね。レディースカップの時は負けてますし、勝率は5分5分といった感じです。

 

「空手一色に染まってあっという間に過ぎた1年って感じです」

 

―― そういえば今年は7月の東京レディースカップをはじめ8月のワールドゲームス、10月の国体女子組手、11月はアジア大会など、大忙しの1年だったんじゃないでしょうか?

米田 そうですね。その合間に6月には教育実習があったり、9月には大阪府の国体予選があったりで本当に忙しかったです。空手一色に染まってあっという間に過ぎた1年って感じです。気がついたらこのレポートの山ですわ(笑)。

―― ワールドゲームスでは優勝してますが、団体では決勝戦で鍋城泉さんに負けて惜しくも準優勝。東京レディースカップでも藤岡さんに決勝で負けて準優勝ですね。

米田 はい。わたしあんまり優勝してないんですねー。でも最後の全日本で優勝できてよかったです。1年を締めくくれたという感じて。

―― それでは次回の全日本大会もがんばって下さい。

米田 はい、がんばりまーす(笑)。

 

 

 

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