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3月18日(火)晴れ

 

○本日のスケジュール・内容

9:00 WHO Library and bookstore

9: 30〜10:00 Dr.Milanとのinterview(industrial medicine)

(菅野、三井、田中、後藤)

13:00 Department of Health(DOH) Dr.A.Lopez

DOHは日本の厚生省にあたる政府直属の保健機関で、Public Healthに関する活動の説明を受けた。

・全国的な活動 immunization

family planning

Tb control

non-communicable disease control

environmental health service

・ 特定地域での活動:マラリア、フィラリアなど

14:15 National Leprosy Control Program(NLCP) Dr.J.Abella

・ NLCPの経験

1985 Ilcos Norte and Cebuの2地域で試験的にプログラムを実施。

1989 全国的にMDT(Multi-Drug Therapy;多剤併用療法)を導入。

1991 World Health Assemblyによって、“Elimination of leprosy by the year 2000”が決議

・ 有病率は1989にMDTが導入されたため、1989-90に急激に減少

・ case detection ratesは、1991にcase finding trainingをしたため増加し、その後徐々に減少。

16:00〜17:00 Ayala Shopping Mall

一時間だけbookstoreによりmedical booksを買う。だが本の物価は高く、あまりアメリカと値段は変わらず。

 

○感想

フィリピンにおける保健行政はDOH→Region→Province→Municipalityときれいに体制が整えられていると思う。しかし、実際問題として相互のレベルの差や統合の困難が心配されるが、OHFSR(Office Health Facilities Standards and Regulations)により統合されている。予算不足であることは問題だが制度的には整っていると思う。

今行われている公衆衛生programには、Tb,Leprosy,伝染病などがあるが、Leprosyはまもなく目標達成するだろう、とのことだった。

(佐々木 智子)

 

Key WordはKilatis Kutis Campaign。これはタガログ語で“きれいな肌”という意味で、皮膚疾患のscreeningを定期的に行い、らいの早期発見に努めているらしい。

videoでの説明もあったがジュースの袋に穴をあけようとしているうちに終ってしまった。

 

 

 

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