6. 1998年第一四半期・住血吸虫症撲滅ボホール省
タスクフォース会議
安羅岡がボホールに来るのにあわせて、3月6日午前9時からタリポンのAlberto's Placeにおいて本年第一四半期のタスクフォース会議が開催され、約40名が出席した。
集団検便と感染者の治療、中間宿主貝調査と殺貝、環境衛生、衛生教育の各項について報告があった後、San VicenteのTrocino boggyの貝コロニーについての報告が注目された。
というのは、San Vicenteのbarangay captainが地主に対しTrocino boggyの土埋と水田転換を勧奨し、それに対し地主は合意し、稲作の収穫後にそれを実施してもよいと答えているという。
実際の土木作業は本村落内で採金作業を行っているJohver Mining Corporationに委託し、その費用はタスクフォースが支払うことになっている。ちなみにタスクフォースは現在14,110.42ペソの資金を保持しており、これは闘鶏、寄付金などによって集められたものであるという。これこそがTask Forceによる住民参加のアクションとして特筆される。
その他、多項目について熱心な協議がなされ、とくに本症撲滅達成の期限目標について種々の意見が提出されたことも興味深い。