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これは知床ですね。左側がオホーツク海。真ん中に知床5湖が見えていますが、あの右手の方の原生林を買い取っています。

これがその現場ですね。こういう看板が立っています。

これは知床の5周年の記念大会のときのシンポジウムです。このときの知床宣言というものがきっかけになりまして「ナショナル・トラストを進める全国の会」ができました。

これは先ほど申しました和歌山県の天神崎の海岸であります。夕日の美しいところですね。ここの山の方に宅地造成をしようということに対して、当時の高校の先生でありました外山八郎さんたちが天神崎を大切にする会というものを作って保存のための買い取り運動を始められました。真ん中に写っているのが外山先生ですが、亡くなられました。すばらしい自然が保存されました。

これは長野県の中山道の妻籠(つまご)の町並みですね。こういう、夜は行灯の火で雰囲気を出しています。かつては本当に寂しいところでしたけれども、今やこういうふうにして観光客もたくさん来ます。

次は神奈川県大和市のいずみの森です。

最近、自治体がナショナル・トラスト運動に関心を持ちまして、例えば神奈川、あるいは埼玉、あるいは岡山、それから世田谷区などではそれぞれ財団法人を作ってナショナル・トラスト運動を始めていますね。

地価が高いものですから、もう買い取ることはできないので、地主との保存契約をしながら守っていこうという日本的なトラスト運動を展開しておられます。

これは秦野市の葛葉川の緑地ですね。これはたくさんの地主さんとトラスト協会とが契約を結んでおります。

次が三浦半島の小網代のところですね。ここでもこういう自然環境を買い取って保存しようという動きがあります。アカテガニがすんでいるところです。

これは埼玉県の見沼田んぼです。浦和の近く、首都圏30キロ圏に、よくもこんな緑地が残っていたというようなところですね。この左側を埼玉のトラスト団体で買い取っています。

これは狭山湖です。トトロの森のトラスト運動がこの向こうで展開されているわけであります。埼玉県と住民と両方でやっています。これは川越の鐘の塔です。こういう歴史的な建造物や石造りの倉庫なども保存されています。

建物の表面を保存し、中は近代化しているものもあります。

これは世田谷区の三池ですね。東京の世田谷のトラストがここをよく保存、管理しています。これは等々力渓谷、こちらもトラストで守っています。トラストは単に保存するだけじゃなくて、みんなで活用し合っているわけですね。

これが柿田川です。東洋一の湧き水が出ていると言われていますが、富士山で降った雨がここで噴出していますね。それが柿田川になって狩野川へ合流しています。その泉の周りを買い取ったわけですね。住民の人々が苦労して、この辺を。ここにレストランを建てるという計画があって、これではいけないというんで、急遽、柿田川のトラス

 

 

 

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