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3両編成の両先頭車は電動2軸ボギー各1台、中間車は1軸付随台車が2台で、先頭車の荷重の一部を連接支持する。車輪径は590mm、電動台車上は床面高さ720mm、中間の低床部分は350mmである。1軸付随台車の車輪外側にはディスクブレーキが装着されている。これは非常時のみ使用するものとされているが、車輪フラットが発生し、アンティスキッド装置の取付けが望まれている。

この電車の走行開始後明らかになったこととして、独立車輪は左右両輪が完全に平行に取付けられることが必要で、そのためには、車輪支持枠の加工に厳しい精度が必要とされること、車輪は常に垂直な姿勢を取るようにしなければならないこと、そして操舵リンクやダンパーを有効に働かせるためには、更に精度を上げる必要があることなどがあるとされている。また、当初は軸ばねは無かったが、騒音低減のために後に軸ばねを付けるように変更された。

設計最高速度70km/hである。

 

 

 

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