2 旧西宇土小
(1) 旧西宇土小の転用案について
旧西宇土小学校は鉄筋コンクリート造とはいえ、新耐震設計基準施行(昭和56年(1981年))以前に建てられた校舎である。外見の調査では仕上げ材のモルタル剥離がみられるが、構造までの劣化はないと推定できる。しかし、転用に当っては、詳細調査が必要である。建物に絡んだ大規模な改装の場合は調査し、改装内容や範囲を勘案しつつ技術的、経済的な視点から建物補強方法など建物の建替えを含め検討すべきである。旧西宇土小の転用については、次のような案があげられる。
A案・老人デイサービス施設
・老人デイサービス施設として活用する。複合化により幾つかのタイプがある。
[根拠]
1 老人福祉施設であり、文部省の補助金に関わる条件を満たしている。
2 老人デイサービス施設は中学校区に一つあるべき施設であり、県道沿いの数少ないまとまった土地である。
3 本町の中心地に近く、サービスしやすい。
4 校舎の1階部分が広く改造しやすい。車での出入りがしやすい。
5 敷地が平坦であり、将来の対応に弾力的対応が可能である。
B案。自然体験活動の場。臨海・林間学校
・自然体験教育の場として活用する。
[根拠]
1 社会教育施設であり、文部省の補助金に関わる条件を満たしている。
2 周辺環境を含め、教育の場として優れている。
3 安く泊まれる保養施設や合宿所、セミナーハウスとして活用しやすい。