[19] 倉橋自然体験教育のまち
(ア) 主旨
本町の海や山など美しく豊かな自然と歴史資源の多様性を活かし、町全体を小中学生を中心にした自然体験学習の場として特化し、自然体験学習をテーマに総合的な環境教育の機会を多くの人に提供する。多くの子供や外国人が集まる仕組みや、各施設を特徴づけ、町全体に変化と活気のあるまちにすることによって、より大きな人的、経済的活性化を図る。そのために廃校の幾つかをそれら活動の拠点の一つとして転用し、今後も想定される廃校も含めてネットワーク化する。本町の総合計画の中に位置づけ、総合的、体系的、組織的に対応する。
(イ) 「自然体験学習・検討委員会」の設置
教育関係者のみならず広く意見を求め、倉橋の自然環境をうまく活かし、今求められている環境教育などについて広い視点に立って検討する会を設置する。下記は例として視点をあげてみる。
視点1. テーマ性の明確化
理念を明確化し、幅をもって訴える力を確保し、教育の場としての深さや幅を広げる一方で、自然体験学習のまちとして倉橋のイメージアップを図る。また、自然体験学習の場として広くPRし、活動の活性化を図る。
視点2. 専門性への特化
自然体験学習は、それなりの一つの事門性が求められる。教職員、自然学習など各方面の専門家の参加を図り、各専門的知恵を導入した有効で効率的なプログラムを作成し、質の高い教育環境をつくる。また、屋外体験学習の専門教員の育成の場にもなる。
視点3. 情報収集の仕組みとネットワークづくり
各自治体の教育委員会などへの働きかけやニーズ情報の収集に努め、国立、県立の諸施設との相互補完的な協力関係を築くなど、多様なネットワークづくりを図る。また、体育大学、芸術大学など関連教育機関や地球、自然環境運動など各種運動体などとの連携など幅をもった交流を図る。