[18] マルチメディア時代の新居住地へ
マルチメディアの時代を迎え、交通事情の改善による広域的生活圏化とともに情報インフラの充実により、優良な居住環境として位置づけられる。そのために美しい自然環境や風景を保全し、ハードのみならずソフトも含め整備していく。
(ア) 倉橋・健康のまち
寝たきり老人を極力少なくするための保健医療福祉の一体化など福祉を充実しつつ、健康のまちとして「健康の視点からまちづくりを見直そう」とする視点である。日常生活におけるライフスタイルの充実に向けて備える。そのための環境整備として
?健康的な公共政策づくり?健康を支援する環境づくり?地域活動の強化?個人技術の開発?ヘルスサービスの方向転換があげられる。
(イ) 倉橋・生涯教育のまち
長寿社会のなか、日常生活圏の住民が豊かな教養を身につけながら、ともに文化の香り高い生活を目指すために、町民の生涯にわたる多様な学習要求が実現できるように、改めて生涯教室の場を充実する必要がある。住民の自発的な活動がスムーズにいくように生涯教育学習プログラムを住民とともに整備し、住民の自主的運動体を目指す。
(ウ) 倉橋・芸術のまち
広さが必要な芸術表現、制作のための空間として校舎を利用し、開放する。また、美術系大学(音楽、彫刻など芸術表現に係わるもの)と連携するなど、生涯教育など住民の参加を加え、まち全体が芸術をテーマとしたまちづくりを図る。例えば金沢24時間開放芸術スタジオなどは、創作性を高めるため昼夜にわたる活動に配慮した施設である。