[14] 交流促進事業
(ア) 主旨
イベントは事業経営として、あるいは経営的感覚で行われる取り組みである。創造性、話題性や非日常性、人々を引き寄せる遊び感覚と驚きの感動を喚起する演劇性などや参加性の特徴や要素をもっている。イベントの効用は、イベント開発、特産品づくり、地域イメージの向上、地域間交流、人材育成及び産業振興などである。また、関係者や参加者に対して、情報の発信と受信の場を提供する。住民、とくに若者にとつて魅力ある舞台である。停滞する地域産業の活性化を促し、住民活動の交流を活性化するなど、地域の連帯や主体的参加の意識を醸成し、地域内の態勢づくりと気運の盛り上げに極めて効果的である。
(イ) 構想案
地域イベントは目的ではなく、戦略的な手段として位置づけ、物産販売、イメージアップ、地域間交流などを図る。単なる一過性のお祭りに終わらせず、定期的開催を目指すための空間や仕組みを組み立てる。また、個別に開催されているイベントを統一し規模を広げ、効果的に開催する仕組みをつくり、情報の収集と発信に努める。
都市、特に山間地の都市との地域間交流が行われれば、夏場の海水浴、避暑、冬場のスキー、避寒など春夏秋冬、人々の交流が期待できる。
(ウ) 留意点
・本町をどんな地域にしたいのか。そのあるべき姿についての明確な理念を確立する、あるいは確認することから始まる。
・基本構想の段階からイベントの全体像をしっかり把握する。
・廃校はグランドがあり、スペース的には多くの人を集めやすいが周辺住民の参加が前提となる。
・地域間交流は縁づくりであり、主体的プロポーズ活動と個性がないと縁は遠のく。