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第7章 事業推進の考え方

 

1. 事業推進の基本的な考え方

若者定住を促進していくためには、先に提示した施策について、検討を重ね、できることから順次取り組むことも必要であるが、今までのトレンドの中で行うのではなく、中長期を展望して新しい地域に改変していくような価値観の転換を図ることが重要である。

例えば、就労面では中長期を見越したニュービジネスの育成が必要であり、民間も含めた視察や研修制度(長期海外研修制度も含めて)の導入などを明確に打ち立てて取り組むことが必要である。

また、UJIターン者の受け入れについても、当面のターゲットは地域出身者であるUJIターン者になると思われるが、それはプロセスと考え、Iターン者も積極的に受け入れ、多様な価値観、ライフスタイルの若者が住む魅力的な地域づくりを目指すことが必要である。

そのことを踏まえ、地域内での対策と、広域的な対策の両面で事業を推進していく必要がある。

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?「若者文化が香るまちづくり」を進める地域アイデンティティの確率

若者が定住するまちというのは、地域に活力があり、若者が住んで楽しいまちである。

 

 

 

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