本数も従来の20回(片道)から23回に増えた。
【特色】
「ハーバス」は、町が「香り」をテーマにまちづくりを進めているため、香草「ハーブ」にちなんで名付けた。バスの外観には町の花「キキョウ」の淡い紫色を採用、車内には芳香装置が取り付けられ、ほのかなハーブの香りを漂わせている
医療機関と福祉施設の連携
□ 町民病院と各種福祉施設の連携(岩手県藤沢町)
【町民病院設立までの経過】
藤沢町では高齢化に対応して、昭和56年度に『福祉医療センター』を設置し、福祉・保健・医療が連携して効率よく提供できるための組織づくりをスタートした。また老人ホームやデイサービスセンターを『老人福祉科』、在宅老人福祉サービスの窓口も合わせもつ保健センターを『健康管理科』、医療を担う診療所を『家庭医療科』として3部門を統合し、サービス供給体制の縦割りの弊害を除去できる組織として整備した。
しかし夜間は医師が不在であったり、診療所ごとの医師の地域医療に対する考え方が同じではないなどの要因により、医療そのものが弱く、福祉や保健との連携も遅々として進まない状況が続き、安定した医療を求める町民ニーズも高まり病院建設が危急の課題として提起された。
そこで『地域福祉医療供給総合サービスシステム構想』を策定、病院建設を公表し県や国との交渉を開始、医師確保の面では自治医科大学の全面的な支援を受けて平成3年9月病院開設許可、平成5年7月開業した。
【病院開業の効果】
医療の充足が飛躍的に進んだだけではなく福祉医療センターがめざす保健・福祉との連携によるサービスの提供がスムーズに行われるようになった。
さらに病院に併設して60床の老人保健施設(30床は痴呆用)と在宅介護支援センターの整備によって施設サービスメニューが一層充実することが見込まれている。
【ボランティアセンター】
同時に、高齢化社会を支えるためには広範なボランティアの結集参加が不可欠であるとの認識の下に、第3セクターの福祉公社である『ボラントピアセンター』ふるさと創生資金を元に設置された。ここではマンパワーの育成や有償ボランティアの継続的で計画的な活動を官民一体となって推進するなどきめ細やかな福祉サービスの供給が始まっている。
【健康づくりへの取り組み】
更には町内に10ヵ所の『地区健康センター』が設置され、地域が主体となった取り組みを福祉医療センターが支援するための拠点施設も整備され、このセンターに夜間に医師や看護婦、保健婦、薬剤師、理学療法士等のスタッフが出向き、地域住民と一緒になって健康や福祉を考え理解を深める『健康ナイトスクール』の活動も行われている。
マルチメディア対応
□ 学校間テレビ会議システム(兵庫県滝野町)
【ねらい】
学校間でのテレビ電話授業や映像を使った公開授業、図書館からの映像資料の検索、ホームページの開設による学校間の交流などに活用
【しくみ】
町内の2小学校と1中学校、町立図書館に端末を設置。
【特色】
インターネットと接続することで、1989年に姉妹都市提携を結んだ米国カリフォルニア州ホリスター市とのテレビ会議も実施。