(3) 若者交流リフレッシュ事業
ア 概況と課題
本事業は、若者が各種交流機会(ステージ)を通じて、多様な人的ネットワークを形成するとともに、地域に対する誇りや愛着、地域社会の中で役割や生きがいを得られるなど、若者が生き生きと余暇活動を営める地域づくりを目指すものである。
事業化の視点としては、「スポーツ・レクリエーション振興」、「文化振興」、「地域間交流」の3点からみるものとし、その現状と若者定住促進からみた課題を再整理すると、次のとおりとなる。
(ア) スポーツ・レクリエーション振興の現状と課題
(現状)
○本町の代表的なスポーツ施設は、B&G施設(体育館、プール)、今子浦グラウンドであるが、グラウンドには夜間照明がないなど社会人の利用には十分対応していない面がある。
○スポーツサークルとしては、野球、マリンスポーツ(ウインドサーフィン、マリンジェット)などがあるが、若者のスポーツ参加率は低下傾向にあり、例えば野球では参加人数が少なくなり、チームが成り立たないなどの問題が生じている。
○アンケート調査より、スポーツ・レクリエーション施設に対して、地元若手グループの8割、若者Uターン者の7.5割、高校生5割弱が不満を感じている。
○スポーツ・レクリエーション施設に対する不満点として、絶対的な数の不足を感じているのは地元若手グループと若者Uターン者の7割以上、高校生の8割以上に達する。また、施設の種類が少ないと感じているのも各々6割前後にのばり、その他、設備の悪さ、営業時間の短さなどが指摘されている。
○日常的なスポーツ活動の場の不足をあげたのは、地元若手グループの半数弱、若者Uターン者の3.5割、高校生の約3割にのぼる。
○今後のまちづくり活動の意向として、若者Uターン者と地元若手グループの約2割がスポーツインストラクターを希望している。
○ 若い主婦層からは子供の学校行事や親子で楽しめるレクリエーション施設の不足が指摘されている。