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エ Uターンの阻害要因

「Uターンしたいが現実には難しい」と答えた人に、その「現実」とは具体的に何をさすのか質問したところ、第1位に「新しい職が見つけにくい」で、次いで「給与水準が大幅に下がる」、「これまでの経験が生かせない」があげられている。こうした傾向は特に若い層に顕著で、「職が見つけにくい」を選んだ人は20歳代が83.3%、30歳代が64.7%なのに対して、60歳代以上は10.0%、50歳代でも43.8%と相対的に低くなっており、若いうちほどふるさとの就業環境では不満足であることがうかがえる。

これに対して5位の「配偶者を説得できない」の回答では60歳以上が40.0%なのに対して20歳代は0%、30歳代も20.6%と低い割合になっている。20歳代には独身者も相当数いるなど、あまり単純な比較はできないものの、しがらみの少ない若年層の方が配偶者に対する配慮を、Uターンに対する大きな障害とは感じていないようである。

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(2) Iターンの動向

ア Iターン意向の有無

「Iターン」については、「したい」、「したいが現実には難しい」が合計28%と、Uターンに対する意向とほぼ同じ比率であるが、一方で「したいとは思わない」が67%を占め、否定的な見方が強い。

 

 

 

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