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ア まとめ

特に留意すべき意見として、高齢者世帯におけるコンピュータシステムの普及に関する不安感が挙げられる。前述までのアンケートの結果からみても高齢者ほど、コンピュータシステムを敬遠する傾向があり、GISの住民サービスへの活用においては、それと併せて高齢者対策を重要課題として検討しなければいけないことを示している。

操作性やプライバシーの保護に関する意見も多く、初心者でも簡単に操作できること、プライバシーが十分に保護されていることが必要とされている。システムの悪用や結果的な弊害を懸念する声もあった。例えば、幹線道路の渋滞状況などの情報が必要という意見があるが、その情報が活用されることによって住宅街の生活道路が抜け道として利用されることになる。そのため、かえって交通上の弊害及び付近住民の日常生活への悪影響を与えることになる可能性がある。情報の提供にはそのプラスの効果だけでなく、マイナスの効果も考慮した検討が必要であるとの指摘があった。

また、費用対効果を考慮する必要があり実施すべきではないという否定的な意見もあった。

 

イ 具体的な意見

具体的な意見を以下に列挙する。

 

(ア)高齢者世帯の不安

○ インターネットは福祉などの情報を必要とする人(特にお年寄りなど)の利用が望めないので、その点の考慮が必要と思います

○ 高齢者のみの家庭で機械に弱く、今からコンピュータの勉強をすることもできません。システムが実施されても利用できないと思います。時代の流れかもしれませんが、ごく身近な限られた範囲での生活ですので、この企画より老人対策などささやなか日々の暮らしを充実してほしいと思います

 

 

 

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