3.茨城県及び城北地域におけるレクリエーションの実態とニーズ
(1) 茨城県におけるレクリエーションニーズ
茨城県の平成6年度、7年度の県政世論調査によると、茨城県民のレクリエーション活動のニーズは以下のとおりである。
ア 余暇活動の実績
県民の余暇活動の実績(1年間に行った活動)としては、旅行・行楽が60%で第一位にあげられている。そのほかでは芸術関係、スポーツ、各種の趣味活動があげられており、県民の余暇活動が多岐にわたっていることがうかがえる。
年代別にみても概ね傾向は変わらないが、音楽やスポーツ、趣味(コレクション・天体観測・パソコン・ペット飼育など)の参加率が若年層で特に多い。
イ 余暇活動の場所
県民が余暇を過ごす場所として、自宅・知人宅に次いで、5割強の人が野外・自然の中で活動すると答えている。また、大型の公共施設や芸術・学術施設、スポーツ施設なども県民の余暇活動の場となっている。県民の余暇活動をさらに盛んにするために、自然を活かした野外活動の場や各種の公共施設の充実が求められる。
ウ 学習・趣味活動への参加意向
今後行いたい学習・趣味活動として、県民の約6割が健康づくり・体力づくりをあげている。地域づくり・ボランティア活動やスポーツを希望する県民も約2割強いる。また、各種の文化活動や子供の教育などもあげられている。
このように、県民が余暇に行う活動としては、健康指向が基本となる一方で、多岐にわたっていることがうかがえる。
エ 活動を行う場合に得たい情報
学習・スポーツ・趣味活動を行う際に県民が得たい情報としては、施設に関する情報、講座に関する情報、サークル団体や活動グループに関する情報、講師や指導者に関する情報などが求められている。