J
調査の位置づけは重要。元々10市町村が歴史的に一体であったわけではない。榛名山を核としてそれぞれの地域がタイアップしていく。広域連携で必要なのは、道路整備、施設の相互利用などあるが、マイカーを前提とした道路整備だけでよいのか。公共交通をどうするのかも問題だ。
M
傾斜地が多いのでバス路線は重視している。高台に住む老人はバスがなければ買い物にも行けない。多少の赤字ではあるが市民から評判が良い。
L
この地域は何で困っているのか、どう関わっているのか、これからどう関わっていくのか。榛名の売り出し方がポイント。ただ観光客をつれてくるのも大切だが、?既存資源を発掘し引つぱり出し、それらのハーモニーを奏でること。?そしてまず自分たち地域の住民が楽しむこと、楽しみ方を工夫すること。?榛名山をどう押し出すか、榛名ブランド、イメージカラーなどアイデアを出すこと。以上の点を考えていくことが重要。実際に榛名は青、赤城は赤、妙義は黄といったシンボルカラーがあり、活用を考えてはどうか。
C
これまでの議論の中では、景観、ランドスケープという視点が欠けている。理念、目標といったことも入れ込んでいきたい。観念論的な意味ではなく、しっかりした考えを土台に据えるということ。
第2回 作業部会
平成9年8月28日
C
環境保全の対象を人工林と守るべき自然林とに分けて考えるべき。全て保全というのでは農林業を産業として続けていけない。
S
林業も農業も生活がかかっている、お金にならないと活性化できない。一部で都市からきた若者が有機栽培をはじめているが、収益が向上している。これを発展させるために、都市との交流を考えている。いかに農林業を育てていくか、そのために後継者不足をどうするか、都市の若者がどうすれば来るのか。遊休地の活用として、クラインガルテンに都市の住民が週末にやってくるが、週末だけではこれ以上の拡大は図れない。横須賀市との交流では、万座や軽井沢、草津等へのスキーツアールートの中継拠点として利用されている。
C
倉渕村の有機栽培は、スーパーなどと契約提携している。こうしたことを今回の圏域で展開できるのでは。
星がよく見えるということを生かせないだろうか。
H
中山間地域の定義は法律にはないのでその位置づけ作業をしている。多自然居住型など、中核都市と中山間地域との連携を考えている。
I
県の長期的な観光計画を策定中だが、いろいろな施策総体として地域で動いているか疑問。長野の杏の里は畑だけでなく各家々にも2・3本の杏が植えられている。つまり簡単にできることで、地域に総体として特色が生まれる点を注目したい。
10市町村全部そろわなくとも、ある分野では連携する事が重要。高崎などの他の都市とも連携することも必要。観光的には温泉と宿泊は別売り、日帰りが主流となっている。
今回の地域内の公共交通はさんたんたる状況。これでは外から人を集客できない。観光ばかりでなく、運転できない高齢者や中高校生の通学など、地元住民にとっても地域内の道路整備と公共交通の整備を積極的に進めていくべきだろう。
C
電車で来た人はどうしようもない。10市町村がそろって花を植えるだけでなく、環状線に「道の駅」を加えたらどうか。
N
吾妻町も杉並区と交流している。イベントに合わせ杉並区に農産物を販売にいったりしている。また、ある地区では直販しているが、なかなかうまくいっていない。
自然宿泊村を中心にスキー場とのアクセスポイントを検討しているが1時間もかかろのでうまくいっていない。利用は夏場が中心。JAも東京支部を設置しようとしている。アンテナショップ機能を期待しているようである。
L
自分中心でなく他を支援することが、ひいては自分が豊かになるという発想が必要。
里、村、町としているが、それぞれの暮らしのパターンをモデル化してみると、地元の人も他地域の人にも榛名の楽しみ方として生かせるのではないか。
公共交通機関を整備する事も重要だが、まず自動車で回れるようにすることが必要。
C
車中心の発想よりも、自然を生かすという点からは公害を阻止し、公共交通を整備すべき。ヨーロッパでは自動車税による収入を公共交通整備に使っているところもある。