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また、道路網の整備やバス交通などの基礎的条件の確立も重要な課題となっている。

(イ) 地域産業

地域産業の分野では基幹産業である、農林業の低迷を背景に、それらの打開策とあわせた、農業の観光化などによる展開及び、地元観光業の魅力づくりと活性化が求められており、各地域の個々の資源を山麓の相乗的な魅力づくりに結びつけていく必要がある。

特に、農林業の停滞や農林業就業者の高齢化への対応として、人工林を中心とした森林の活用や、地域の若者を山麓や農林業に向けさせる施策が検討される必要がある。

また、観光では榛名ブランドの打ち出し方(イメージカラー、既存資源の発掘など)や、直売店による農産品販売など、これからの観光ニーズにあった振興方策の工夫が必要である。

さらに、これらの工夫と関連づけながら新たな産業の導入を模索していく必要がある。

(ウ) 地域生活

地域生活の分野では地域の住まう魅力づくり(住環境、治安、収入など)が重要であり、地域の住民が生活を楽しむ工夫や支援方策が必要と考えられる。

個別分野では、地域の高齢化に対応した行政サービスや余暇・交流環境などの充実及び、生活利便性の向上と防災的環境の確立が重要である。

 

イ 地域別課題

地域全体として、景観(ランドスケープ)の視点が重要であり、調和ある街並み/村並み/山並みの創出が基本課題であるが、地域別には以下の諸点を課題としている。

(ア) 丘陵部

地域の計画的土地利用と良好な景観形成及び、アクセスの強化。

(イ) 山腹部

広域農道の整備を中心とした新たなネットワーク形成と機能整備。

(ウ) 山頂都

県立自然公園などを中心とした魅力づくりと適切な交通の制御方策。

 

 

 

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