昭和村
「織り姫募集」事業で、4年間で30人くらい来村し、現在のところ半数ぐらいは定住している。「カスミ草栽培」でも10人くらいの農業Iターン者が定住した。
問題は住宅の確保で、村営住宅をつくっても村民需要が高く、新規定住者にまわりにくい。
川内村
「畑付き別荘」という形で30〜40戸くらい立地しているが、定住を促進するには道路網の整備が必要で、特にいわき方面との道路整備が急務である。
葛尾村
村営住宅は20戸あるが、若い人で満杯であり、現在、新たな建設を予定している。別荘も30戸くらいある。しかし、定住促進に対する支援策が弱いため村の財政は苦しい。
(2) 交流に関する町村の取り組み状況
三島町の「特別町民制」、金山町の「自然教育村」など、会津地域は実績があるが、阿武隈地域はこれからである。
三島町
ふるさと運動(特別町民制)を昭和49年から取り組んできたが、近年低迷気味である。新たに高齢者の能力を活かした「ふるさと歳時記バーク」構想に取り組んでいる。
金山町
自然教育村を昭和53年から始め、着実に実績を伸ばしてきている。近年「妖精」をテーマに妖精の里づくりを推進している。また友好都市を埼玉県羽生市と吹上市と結んでいる。