(2) 手法
?ケーススタディ方式による検討
会津地域3町村、阿武隈地域2村をケーススタディの対象とし、この5町村の調査から定住と交流に係わる課題や方策のテーマ素材を抽出し、中山間地域における振興方策を検討する。
○ 会津地域、阿武隈地域全体を高齢化が進む中山間地域として捉え検討の舞台にはするが、その中で特に高齢社会及びそれに準じる地域5町村(会津地域3町村、阿武隈地域2村)をケーススタディの対象にし、そこから本調査研究の課題や方策のテーマ素材を抽出する。
○ この検討に基づき、中山間地域における基本的な振興方策を検討する。なお、この振興方策は中山間地域の方策として普遍化したものであり、各地域が具体化するためには、その地域の実情に併せた読み替えが必要である。
? アンケート調査などを軸とした定住と交流方策の検討
一般的な中山間地域における高齢者定住と都市との交流問題は踏まえるものの、本検討は、本調査研究で実施する次の4つのアンケート(一部ヒアリング)を軸とする。
ア) 地域住民アンケート調査
イ) 地元出身者アンケート調査
ウ) 資源発掘アンケート調査
工) 地元団体アンケート調査
【地域住民アンケート調査】
1町村当たり120名程度を選出し(20歳代以上を対象に、各年代20名程度を抽出)、定住化意向と、求める交流ニーズを探る。特に高齢者に対しては、高齢者が求める生きがいや、もっている技術・知識、あるいは要介護となったときの生活スタイルなどについての意向を把握する。
◆定住化の意向