(2) 学園都市のルールづくり
地域における学園都市づくりの気運を高めるとともに、大学を活かした取組みの効果を最大限に発揮し、同時に乱開発などの問題を回避するよう、学園都市形成に向けたルールづくりを進める。
ルールづくりの具体的な方法は、都市計画によるもの、関連地区ごとの協定、行政の指導要綱、景観形成に関しては景観条例などが考えられる。
また、中心市街地での取組みやソフト的な方策も含め、まちぐるみで総合的に学園都市づくりを推進する必要があることから、関係各分野や関係主体の取組みの方向性と具体的な指針を総合的に定める「仮称:本荘学園都市条例」の制定も考えられる。
こうした学園都市づくりを誘導する手法については、先に示した「仮称:学園都市づくり協議会」の検討の中で、必要が生じた段階で具体化する。
なお、「仮称:本荘学園都市条例」の内容構成として、次の例が考えられる。
【学園都市条例の構成例】
ア 本荘学園都市の基本理念
・大学と地域の共生、中心市街地に賑わいのあるまち、大学を活かした国際化や情報化などの21世紀のまちづくりなどについて、基本理念を示す。
イ 学園都市づくりを目指した関係主体の役割
・学園都市づくりにおける行政、住民、企業(製造業、商業等)の役割と連携のあり方を示す。
ウ 学園都市を進める仕組み(協議会の設置・運営)
・関係主体の連携を促し、学園都市づくりを進める組織として、協議会の設置を位置づける。
エ 大学のある風景づくりの指針(景観ガイドラインの形成)
・本荘らしさと学園らしさの融合した景観づくりのガイドラインを作成することを示し、別途官民建築物の外壁の素材や色調、緑化等のガイドラインを定める。学生アパートの設置に対するガイドラインもこの中に含める。
など