?F鳥をビニール袋に戻します。
・汚れのひどいビニール袋はかえます。
・現地で付けられたラベルは付けたまま、同封されていたデータも袋に戻します。
・鳥の汚れがひどい時には、鳥を入れた袋とデータ用紙を、もう一枚の袋に入れて二重包装し、重油の漏れやデータ用紙の汚れを防ぎます。
?G鳥をダンボール箱に詰める。
・作業の終了した順に箱詰めすればOKです。いっぱいになったら次の箱に詰めます。
・後に作業を容易にするために、一つの箱になるべく同県、同種、連番の鳥を納めます。
箱に空きスペースが出来た場合には、冷凍庫のスペース節約の方が優先するので、この限りではなく、複数の種や他県の鳥でも入れます。
?H発送する。
・箱の中身が一目でわかるように、「東京港」の文字と(県名、種名、○番から○番)を油性マジックで箱の上と横に大きく書きます。
・後日の作業を容易にするために、中身に該当する「専用データ用紙」のコピーを箱に同封します。
・輸送中に、箱の底が抜けないようにガムテープで箱の上下をしっかり止めます。
?I日誌の記入(記入項目は、ノートを参照)。
特に注意すること。
・後日に作業をする人のために、当日の最終通し番号、各県の最終番号を明記します。
・毎回、同じ人が作業するとは限りません。移送先の変更など連絡事項は忘れずに記入しましょう。
(その他)
東京港野鳥公園では、被害鳥のデータ整理、タグ付け、発送の他に、一部の種について計測作業を行っています。
・種の同定は、データの整理をする上で、順次行われることが望ましいものの、被害鳥のなかには、オオハム類やウミガラス類など、種の判定に計測結果が必要なものもかなり含まれています。
・計測は、海鳥の計測経験が豊富な標識者や各種の研究者が行うことが考えられます。
その際、複数の人によるわずかな計測誤差が、容易に誤同定につながるため、一種につき一人が計測を行うことが最も適当です。確実な同定を行うため、ここでは計測をおこなわず、後日の各種の専門家による作業を待つことになります。