重油汚染による死亡鳥の整理作業マニュアル
1997年2月5日作成
<主な作業内容>
日本海側各地から送られてきた被害鳥のデータ整理とタグ付け、発送。
(野鳥公園で準備するもの)
記録用紙、ダイモ、ダイモテープ、タグ、 トレー(鳥を乗せる)、ビニール手袋、ビニール袋、新聞紙、雑巾、筆記用具、ピンセット、ダンボール箱、汚れても良い服装(あればエプロン)、防寒具、筆記用具、昼食や間食
<作業手順>
冷凍庫には、鳥と現地で付けられたデータがワンセットでビニール袋に入っています。作業は、一県分ごとに行います。
?@一つの県のビニール袋を全て冷凍庫から取り出します。
?A鳥の入ったビニール袋を鳥の種類ごとに分別します。
・これによって同種の鳥ごと、または近縁の種ごとに作業することが出来ます。
?Bビニール袋から鳥とデータを取り出します。
?C鳥とともに送られてきたデータを、専用のデータ用紙に書き出します。
・原則として、鳥とともに送られてきたデータは全て書き出します。
(データ内容の再確認に、発見者や経由施設名が手がかりなったりするため)
データは、鳥の足に付けられたラベルや、鳥と一緒に同封されている用紙にあります。
・「専用データ用紙」への記入の仕方は、記入例を参照してください。
?Dタグを鳥の右脚に取り付けます。
・タグには、通し番号を打ったダイモテープを貼り、採集地と発見年月日を油性マジックで記入します。
・見本のタグを参照してください。
?E種の同定について。
・基本的に、鳥についてきた種名をそのまま書き出します。
・明らかに間違っているもの、正しい種名がわかるものは、正しい種名を「専用データ用紙」の種名欄に書き、備考に訂正前の種名を書いておきます。