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4.最低1ヶ月はカウントする。

5.死体には素手で触れないようにし、また油の揮発成分を吸わないようにする(人体に有害なため)。

6.もし識別不可能で、自宅で当面の間冷凍保存が可能な場合は、袋(ジップロックのような密閉性の高いもの)に入れて持ち去り、数、日時等を記録する。

(PSGのHarry Carter氏による情報に基づいて作成)

 

 油にまみれた鳥を救うための科学的な方法は、まだ確立されていません。また、油を落としても死んでしまうことが少なくありません。しかし、Pacific Seabird Groupの協力を得て、再生(rehabilitation)のための資料を送ってもらっていますので、必要な方には情報を随時提供します。

 距離的な問題や、時間の制約(藤田、小野、Friesとも、他の仕事を抱えて動きが取れない状態)もあって、どこまで動けるかわかりませんが、委員会ができることがあれば、各方面への呼びかけ、連絡等、できる限りやっていきます。委員会のメンバーとして活動できる方は、藤田、または小野までお知らせ下さい。(メールの場合は、hujita@sannet.or.jpとkajiono@gol.com(ニフティの方はHCB00437)にクロスポストして下さい)

 

 委員会の活動は、すでに動いている他の方々の活動を制約するものではありません。独自に動かれている方、また、そうした方をご存じでしたら、委員会までお知らせ下さい。情報の相互交換など、海鳥の保護にとって最良な方法で動くことが肝要です。

 

 なお、死体を発見された場合は、死体そのものを冷凍保存していただくと一番ありがたいのですが、残念ながらこちらではなんの保存設備もありません。もし家庭で保存可能な方は、ウミスズメ類を中心に保存をお願いします。こちらの受け入れ体制ができしだい、引き取ります。ただし、識別に困った際などは、この限りではありません。

 

 みなさん一人一人の力が、海鳥の保護につながります。よろしくご協力下さい。

 

 情報は、随時、以下のホームベージで公開していく方針です。

http://www2.gol.com/users/kojlono/Oil.html

 また、ニフテイにも随時流していきます。

 

 

 

OBIC‐3(1997年1月7日14時25分発信)

Oiled Bird Information Committeeの皆様

 

アメリカのHarry Carter氏からの2通目のメールです。

後半に日本語訳(英和ソフトによる)があります。

 

Date: Mon, 6 Jan 1997 12:40:53 -0700

From: Harry_Carter@nbs.gov (Harry Carter)

subject: Oiled bird rehabilitation

To: kojiono@toho-u.ac.jp, jnfries@bio.sci.toho-u.ac.jp, sonewman@ucdavis.edu,

 

 

 

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