
これら産業では新しい需要を満たす優れた人材を求めている。 一方、ふるさとで就職を希望するUターン希望者も多い。これら希望者に対して本県では、公共職業安定所と連携を図りながら雇用情報や労働市場の提供及び職業に関するアドバイスを実施することを主眼として、「Uターンアドバイザー制度」を発足した。熊本人材銀行をはじめ、東京、大阪、名古屋にUターンアドバイザーを配置して、積極的に制度の運営に努めているところである。 2. 「ターンアドバイザー制度」における取組み 熊本県では、本県へのUターン就職希望者が、「Uターンアドバイザー制度」を積極的かつ効果的に利用できるよう、周知用ポスターや制度利用の留意点をまとめたパンフレットなどを作成し、あらゆる機会を通じて周知に努めている。 「Uターンアドバイザー制度」を通じたUターン求職登録から就職までの流れや各種情報提供サービス等について、その概要をまとめると次のとおりである。 ?@ 東京・大阪・名古屋・熊本に「くまもとUターン情報コーナー」の窓口を設置しており、先ずUターン希望者には求職登録をするように助言指導を行っている。 ?A Uターン求職登録をした者については求職登録カードにより、登録者の経験、技能、資格、その他希望事項等を整理区分のうえ一覧にして県内のUターン求人事業所へUターン人材情報として定期的に提供を行っている(匿名による提供)。 ?B 一方、Uターン求職登録者に対しては、Uターン求人情報誌「アゲーン」を隔月毎に刊行し、定期的に自宅へ送付するほか、必要に応じて登録者の要望を受けて情報提供に努めている。 ?C 求人・求職情報を見て、求人者または求職者から面接希望のリクエスト(応募)があった場合、その都度速やかにその内容の伝達に努めている。 ?D テレビ電話面接システムの利用(熊本-東京) 東京Uターンセンターと熊本人材銀行を結んだテレビ会議システムを利用したテレビ面接会を毎月一回開催しており、求人者、求職者相互の遠隔地面接での有効活用を図っている。 ?E Uターンフェアの開催 熊本県主催で実施するほか、熊本県の企業が参加する東京でのあらゆるUターンフェアには、県職員及びUターンアドバイザーが出席して、Uターン就職希望者の相談に応じ、来人情報を提供するなど助言指導に努めている。 ?F Uターン情報コーナーにおける情報提供 Uターン情報コーナーには、熊本県の各公共職業安定所から送付されてくる求人情報を展示しており、平日はもとより土日祭日を問わず、いつでも閲覧利用ができるように努めている(ただし、東京銀座熊本館)。 ?G Uターンアドバイザー利用の専用電話「フリーダイヤル」の設置 東京・大阪・名古屋にはフリーダイヤル専用電話が設置されており、Uターン求職登録者
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