
現在6人のUターンアドバイザーによってUターン就職希望者に対する相談、登録受付、情報の提供などを行っている。 
(2) Uターン就職希望者の把握 Uターン就職を希望する者がどのくらいいるのか、希望する職業、就職の時期等についての実態調査を、Uターン事業のPRを兼ねて平成3年度に県で実施した。その結果、新たにUターン就職を希望する者が674人であった。 希望職種では、専門・技術的職種が34%、次いで事務的職種が19%であったが、特定職種なしとする者が21%もあり、このことはUターンできるなら希望職種にはこだわらないとする者も多く含まれていると考えられる。就職希望時期では、1年以内とする者が29%、2年以内が17%、3年以内が15%であった。 また、Uターンを希望する理由では、「親の面倒をみるため」が45%、「住宅事情が悪いため」が26%、「通勤事情が悪いため」が10%となっており、長男長女が多く少子化の影響がみられた。この調査によって、Uターン就職希望者の実態が明らかになるとともに、今後の対策を進める上で参考となるものであった。 (3) 「あおもりUターンセンター」の役割と現状 Uターン就職希望者の首都圏の窓口として、平成5年7月東京駅八重洲口前に「あおもりUターンセンター」と改称して、装いも新たに開設した。県では、企業誘致促進と県内中小企業の事業支援等のため、交通至便な東京駅前のビル内に青森県東京ビジネスプラザを設置し、Uターンセンターもその一角に収まることになったのである。 「あおもりUターンセンター」は、青森県東京事務所企業誘致課が所管し、二人のUターンアドバイザーを配置して業務運営を行っている。相談窓口は、ゆったりとしたスペースで、気兼ねなく相談できるレイアウトになっており、Uターン就職希望者との相談、登録及びUターン情報の提供を行っている。登録は、就職希望条件が記入されたUターン希望利用者カードによって受
前ページ 目次へ 次ページ
|

|