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◎モデム(TELEBlT TrailBlazar:16値直交振幅変調)

デジタル側はVAX8250のRS232Cインターフェイスに接続、アナログ側はNTTの公衆通信回線網に接続。

同様に、船舶上のコンピューターシステム及びモデムの構成は以下の通りである。

◎マイクロVAX(5MBYTE)

陸上とのデータ伝送時には陸上のVAX8250のRS232Cに接続された仮想端末として位置づけられる。

◎磁気ディスク装置(140MBYTE)

◎端末装置

◎XYプロッタ

◎プリンター

◎パーソナル・コンピューター(PC9800)

マイクロVAXとRS232Cインターフェイスに接続されており、観測データのマイクロVAXへの転送、陸上から発信されてくる人工衛星データの表示に使用されている。

◎モデム(TELEBlT TrailBlazar:16値直交振幅変調)

デジタル側はコンピュター本体のRS232Cインターフェイスに接続、アナログ側はインマルサット船舶地球局の一つの端子に4線2線変換装置を介して接続。

2)伝送実験結果

第I期の実験時に開発されたダイナミック・コントロール・キャラクタ配置法(コントロール・データの出現が減少するように、コード体系を変更する方法)によるバイナリーデータの圧縮は平均して53.4%であった。なお、第II期の突験ではダイナミック・コントロール・キャラクタ配置法ではなく、LAN Lengthによる圧縮のみが施されている。これらのバイナリーデータの他、キャラクタデータについて伝送実験が第I期と第II期に分けて行われている。

a 第I期

NOAAの画像データを用いた伝送実験結果を表2.2.3に示す。同表には画像データ量(ビット数)、転送に要した所要時間、ビット数(データ1バイトにつき8ビットのデータとするとともに、2ビットのスタートとストップビットを含む)を所要時間で割った通信速度及び実験場所が記されている。なお、表の6件中、上から3件の実験はインマルサット通信衛星、他の3件は陸上のNTT通信回線により伝送実験を行ったものである。

 

 

 

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