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(3)多線閉鎖線のモード

 多線閉鎖線を構成する各線は、データファイル内部でその進行する順序に整列する必要があるのでこれをソフトウェアで実行する。

(4)オリジナルモードの検査

 塗りつぶしモードの設定を実行する前に次の検査を行う。このソフトウェアはプロッターと連結し、図形上にエラー等の状況を図示するとともにプリンターにも出力する。

a.閉鎖線の検査

 始点と終点が一致している場合は、これを1線閉鎖線と判断し、モードが11であるかどうかを検査する。

b.閉鎖線の方向検査

 閉鎖線の進行方向は有意義となっており海岸線の場合、右回り線のときはその内側が陸域、外側が海域となる。左回りのときは、その内側が海域、外側が陸域となる。等深線の場合、右回り線のときはその内側が等深線の深度より浅い海域、外側が深い海域となる。左回りのときは、その逆となる。両方向とも実在するモードではあるが、海域では独立した閉曲線で表す深所は省略するなど左回りのケースは非常に少ないことから右回りを正方向、左回りを逆方向と名付け逆方向データを中心に検査確認する。

c.3点閉鎖線の検査

 一般に有効なエリアを構成するためには3角形(3点)以上の多角形でなければならないが始点と終点が一致し、かつ構成点が3点である場合はエリアを持たないので修正の必要がある。

 

 

 

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