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(2)ハードウェア機器メーカーの多くが採用している媒体であること。
 現行のCクラス機器である海岸線プロッター等の採用媒体は殆どのメーカーがICカードを採用しており他の媒体の採用メーカーは少ない。

(3)現行機器メーカーの現況からみてメモリ容量も十分である。
 現行のCクラス機器(海岸線のみを表示する装置)メーカーでICカード採用の機器メーカーは、60KBから125KBの容量が最多採用値帯であることから、1クラス上位のBクラス(ERC表示装置)における記録容量は256KBとするのがERCデータの規模及び構成から勘案して適当量であると思料した。
 なお、8年度後半から基本データに加えて拡張データを追加記録することになったことにより512KBのICカードも採用している。

1-2-3 JEIDA規格のICカードについて

 社団法人日本電子工業振興協会は、電子機器の発展に伴い最近の軽薄短小化高機能化に重要な役割りを果しているICカードに注目して、これがパーソナルコンピュータの活用拡大に期待することが大きいことから、ICカードの規格標準化の作業を進め最終結果を3年9月にJEIDAVer.4.1として発表した。
 JEIDAの規格は、国内主要電子機器メーカー、電子機器関連の学識経験者によって立案され、さらに米国のICカード標準化団体であるPCMCIA(PC Memry Card Internationl Assosiation)と協議し日米共通の標準化を実現している。
 JEIDAの規格は、このようにして決まった国家規格に準ずる標準規格であると認められるため、ERC機器メーカーが共通に使用できるデータの媒体として最適であると思料した。

 

 

 

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