本調査研究は統一された媒体とフォーマットを使用し、国の海図資料に基づき精度と信頼性の高いERCを開発・作製してその普及を早急に図り、船舶の能率的な運航と航行安全に資するとともに、海難防止に寄与することを目的とする。
2.調査研究内容の概要
各年度の開発・作成概要は次のとおりである。
2-1 6年度
・海図数値化データの処理とERCの刊行
・ENC複製システムの整備
・ERCの最新維持及び補正の実施
・ERC及びENCの普及
2-2 7年度
・海図数値化データの処理とERCの刊行
・ENCデータベースからERCファイルヘの変換ソフトウェアの開発
・ERCの最新維持及び補正の実施
・ERC及びENCの普及
2-3 8年度
・海図数値化データの処理とERCの刊行
・ERC及びENCユーザーに対するアンケート調査
・ERCの最新維持及び補正の実施
・ERC及びENCの普及
3.検討会
本調査研究では委員会方式に替えて検討会方式とし、海上保安庁水路部と(財)日本水路協会の職員からなる技術者集団による年8回開催の検討会において、ERCの開発方針等を審議しながら事業を推進した。