(8)Port Authority of Quan Ninh
a)同Authorityは、中央政府Vinamarineの出先機関であり、クワンニン省内の港湾の行政的管理を行っている。
b)クワンニン省内の港湾はほとんど専用港であり、これらの実際の管理運営は港を使用する各企業が行っている。同Authorityはこれらの企業から港湾施設の使用料を徴収する。
c)クワンニン省を通過する貨物の量は年間500万ton。(石炭100万Ton、石油100万ton)
d)カイラン港の建設計画の責任はVinamrineが負っており、同Authorityはカイラン港建設委員会にオブザーバーとしてVinamarineの代理で出席している。カイラン港が完成すると港は同Authorityの所有物となる。これを企業にリースすることとなるが、実際の港湾運営にはタッチしない。
e)同Authorityの収入源は、バース使用料、倉庫使用料、航路通航料、入港料で、これらからメンテナンス費用を差し引いて残りを中央に上納する。これは、Port Authority of Quan Ninhにのみ適用されている新制度である。
f)Port Authorityは作業船を所有していない。
g)同Authority管内には世界遺産としても登録されている風光明媚なハロン湾があるが、油回収船は配備されていない。