III.港湾関連事業の現況及び港湾工事の施工状況
1.ミャンマー港湾公社（MYANMA PORT AUTHORlTY=MPA）の現況
MPAはミャンマーの港湾（ヤンゴン港及び8地方港）を一元的に所管している運輸省傘下の国営企業体である。
業務は港湾基盤・施設の整備、航路の維持、船舶の航行・停泊の管制、港務通信等を所掌する他、パイロッテインク,タグボート,ステベダリング,海運代行業務等全ての関連サービス業務を所管している。
MPAの責任と権限は“Rangoon（Yangon）Port Act（1905）”及び“Order conferring Duties and Powers on MPA（1976）”に基づいて施行されている。
MPAの組織は次の8部、4室及び地方港管理部より構成されており、約11,500人の職員を有している。
〔8部〕〔4室〕
・Traffic Department ・医務室
・Shipping Agency Department ・監査室
・Marine DePartment ・開発調整室
・Mechanical Engineering Department ・コンピュータ室
・Civil Engineering Department
・Accounts DePartment
・Personnel DePartment
・Stores DePartment
〔地方港管理部〕
主要管理港湾は次の9港（Yangon+Outport 8港）であり、Yangon港はMPA、その他0utport8港はState/DivisionのPort Officerにより管理されている。
