7.ヨーロッパにおける橋梁建設事例
(1)グレートベルトウエスト橋 デンマークの首都コペンハーゲンのあるシェラン島とフュン島の間のグレートベルト海峡がある。この海峡のほぼ中央にスプロープ島という小さな島がある。このスプロープ島を中継地点として、シェラン島とフュン島の間18kmを海底トンネルと橋梁によって結ばれた大規模な建設工事であった。 工事は、1989年に開始され、完成時期は鉄道が1996年、道路が1998年にそれぞれ供用開始される予定である。この建設工事の内、フュン島とスプロープ間に建設された「ウエスト橋」の工事概要について述べることにする。図-3.2.22にグレートベルト位置図、図-3.2.23にグレートベルトプロジェクト計画を示す。
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