昇任は昇任委員会が決定を行う。昇任委員会は、省庁・局内異動職種については各省庁・局内部に設置され、また省庁間異動職種については公務員庁に設置される。 省庁・局内異動職種の昇任委員会の委員は、通常、次官、局長、公務員庁からの代表から構成される。また、トップ管理職グループの昇任については、官房総長、公務員庁長官、大蔵省事務次官から構成される昇任委員会が審査を行う。 (3)選考基準 選考の基準は、委員による面接、勤務評定、研修における成績等が考慮される。また、省庁間異動職種中、一部の職種・級については(例えば行政補佐職4級から3級への昇任のように補佐職グループから管理職・専門職グループヘ昇任するような場合等)公務員庁により実施される筆記試験の結果も考慮される。 6 異動
(1)種類 異動には、以下の3種類がある。 ?@職種内で行われる通常異動 ?A職種を越えて行われる臨時的異動 ?B州政府や公営企業、公益法人への出向 (2)省庁・局内異動職種 省庁・局内異動職種の異動は、当該省庁・局が決定する。 (3)省庁間異動職種 省庁間異動職種の異動は、公務員庁が決定する。 (4)臨時的異動及び出向 臨時的異動及び出向は、公務員庁が決定する。出向は通常、行政外交職に多く行われ、出向期間は2年から5年である。
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