
5−9学校内の自然に現しもう(フィールドビンゴ)
(小学校3・4年−理科、特別活動)
伊藤裕志(千葉市立緑町小学校)
1 背景・ねらい
現在行われている生活科の学習では、自然の中での活動が多く取り入れられています。例えば、「公園で遊ぼう」の単元の中で、公園にある樹木の様子を観察することや、「秋を見つけよう」の単元の中で落ち葉を拾ってきて工作したり、マテバシイやイチョウの実を集めて遊んだり食べたりする活動などです。そしてこれらの活動は、中学年の理科へとつながっていきます。これは自然体験の中で生まれる感動、興味・関心こそが、理科学習の目標である「自然を愛する心情の育成」へと結びついていくからです。したがって特に中学年では、生活科での経験を活かし、樹木や草花に対する『気づき』を育てることに必要感を感じ、本テーマを設定しました。校内にある自然物を見直したり、植物の葉にもいろいろな違いがあることなどを知ったりすることにより、自然に対する興味・関心を育てていきたいと考えた実践です。
今回の実践は3学年の子どもたちを対象に行いましたが、この活動は4学年の理科で学習する、「植物の運動や成長と環境との関わり」を調べる活動とも結びついていきます。
したがって、4学年での理科の学習の中に位置づけてもよいと考えています。
○ 育てたい子ども像
・ 五感を働かせ、身近にある樹木や草花に接することのできる子ども
・ 草花や樹木、それによって構成される自然環境に興味・関心を持てる子ども
2 指導計画(6時間扱い)
○ フィールドビンゴを行い、新しく発見したことや感想を話し合う。(本時)
・ 学校内には様々な動・植物が生活していることがわかる木の葉の特徴についての見方が広がる
○ においのする葉について話し合い、探す。
・ さわったり、においをかいだり様々な活動ができることがわかる
○ 「ぼくの木、私の木」を決め、観察する。
・ 1本の木にも様々な特徴があることがわかる
・ 木がいろいろな生き物の住みかとなっていることがわかる

フィールドビンゴカード
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