
5−7日だまり丘陵の開発(ロールプレイ・ディベート)
(中学校2年道徳)
高城英子(松戸市立小金南中学校)
1 背景・ねらい
観念的には自然を守らなければいけないと思っていても、何故守る必要があるのか、開発の快適さとどう向き合うのか、といった問題を迫られると答えられない傾向があります。こうした現状に少しでもメスを入れるために、架空の「日だまり村」のレジャーランド建設に向けた「村会議」を設定し、それぞれの立場をロールプレイで演じ、ディベート形式で議論する学習を試みました。
2 指導計画
課題をつかみ、役割分担をする−1時間
村会議−1時間
3 学習活動と子どもとの関わり

4 成果と課題
ロールプレイもディベートも初体験でしたが、生徒の反応もよく、それぞれの立場から活発に発言していました。立場をはっきりさせられたのと、状況設定が単純化してあるので、考え易かったものと考えられます。また、ディベート形式で勝ち負けを決めるゲームとしたところも興味を誘ったものと思われます。
道徳の授業の中で一番楽しく、印象に残った時間だったと生徒達は評価していました。
動物達の立場からの発言が大きな拍手を受けていましたが、「そう言えば、おれたちいつも人間のことしか考えていないなあ」というつぶやく生徒がおり、印象的でした。
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