(2)診療所
医師以外の職員の充足率をみると、常勤職員90.2%、総職員95.8%となって
いるが、職種別にみると薬剤師の不足が著しく、常勤職員では48.7%、
総職員でも54.5%となっている。このほか、不足している職種について、
常勤職員でみると検査技師80.0%、放射線技師82.3%、栄養士82.9%、
調理員73.5%、理学療養上83.3%、保健婦84.6%等となっている。

6.付添(有料)なしの看護・介護体制をめざし、付添人廃止の現状と今後の対応へ
(1)病院
廃止した有料付添人
平成6年の診療報酬の改定により、平成6年10月から付添のいらない看護・介護体制を実施することとなった。
この方針により、平成6年10月以降平成8年3月31日までの間に廃止した有料付添人は、
看護婦又は准看護婦の資格がある者2人(2病院)、資格をもたない者439人(54病院)等となっている。
廃止のためにとった対策
廃止するためにとった対応をみると、(1)有料付添人を正式職員として雇用6病院(4.5%)
(2)有料付添人をバート職員として雇用20病院(14.9%)(3)新しく看護・介護人を採用
81病院(60.4%)(4)手間のかかる患者の入院をできるだけさけた1病院(0.7%)
(5)患者を減らした4病院(3.0%)(6)付添看護解消計画加算を活用21病院(15.7%)等となっている。