
2.設置診療科
一般病院における設置診療科のうち、多くの病院で設置されている診療科をみると、内科96.8%、小児科74.2%、外科92.6%、整形外科78.1%となっている。少ないのは、産婦人科の58.3%、眼科の67.3%、耳鼻咽喉科の63.8%等となっている。
200床未満の病院についてみると、最も多く設置されているのは、内科である。さらに病床規模別にみると20〜49床の病院では98.2%、50〜99床の病院では97.9%、100〜199床の病院では96.9%となっている。
次に多い外科について、以上の病床区分でみると78.9%、89.3%、91,3%となっている。
参考までに他の診療科についてみると、小児科で以上の病床区分で(以下同じ)35.1%、49.3%、71.9%、整形外科29.8%、45.0%、85,6%、産婦人科14.0%、23.6%、49.4%、眼科26.3%、23.6%、66.9%、耳鼻咽喉科19.3%、20.7%、56.9%となっている。
なお、一般病院において休診中の診療科がある病院の割合は、13.1%となっているが、休診が多い科は小児科の11.8%、産婦人科14.3%、眼科5.6%、耳鼻咽喉科7.4%等となっている。

3 医師充足率(平成8年7月1日現在)
(1)病院
常勤医師の充足率(診療するうえにおいて実際必要とする医師の充足状況)は、87.7%である。充足率の推移をみると、昭和53年9月、80.1%、昭和57年5月、82.3%、昭和58年9月、83.8%、昭和60年4月、85.5%、平成2年4月、83,5%と向上してきているが、今回の調査ではさらに高まってきている。なお、非常勤医師(常勤換算)も加えた総医師についてみても、平成2年4月は91.3%であったが、今回はさらに高まり95.2%となっている。
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