日本財団 図書館


山形県 西川町 大井沢地区

 

1 地区の性格

大井沢コミュニティ活動区は西川町の最奥地で、町の中心(海味)から25km離れている所で朝日連峰麓の寒河江川に沿った帯状の集落である。

合併(S29)前の大井沢の人口は、1,500人を超え、林業や林産物採取、農業や狩猟、そして出羽三山参りの宿泊業を中心に生計を立ててきました。

現在人口は406人、126世帯まで減ってはきたが、昭和57年に全国に先駆けてスタートしたふるさとクーポン事業を契機に大井沢山菜組合、大井沢特産品販売組合、山菜加工所等々の事業を展開しており、平成元年に開館した「自然と匠の伝承館」及び「自然博物館」の改築により観光客を増加させ、民宿・旅館と共に地域全体に盛り上がりを見せている。

平成7年に策定した第四次西川町総合開発計画「西川しあわせづくり物語」では大井沢を「ふるさと自然学習むら」として位置づけ、都市と山村の交流を図りながら、豊かな自然を活かした自然学習の拠点として、まちづくり型観光文化産業を展開している。

今大井沢は少しずつ、他所から移り住む人達もありコミュニティ活動にもはずみがついている。

 

2 活動内容

道路、河川、生活環境整備、冬期交通、町営バス大井沢線対策消防、防災、防犯への助成と協力、観光、地場産業の振興

敬老会、雪まつり、健康まつりの開催、地域づくり計画書の作成

博物館、伝承館の管理・運営、河川公園の管理運営

 

3 コミュニティ施設の整備計画

自然と匠の伝承館・自然博物館の再整備事業(改築等)

 

4 コミュニティ活動の状況

(1) 防災・災害対策

(現在の活動状況)

・西川町の消防団第七分団(大井沢地区)の団員による予防査察(月2回)

・大井沢婦人会による各家庭への「火の用心」呼びかけ(月1回)

・交通安全協会大井沢支部及び婦人会交通安全母の会による児童・生徒登下校時の交通安全指導(春・秋)

(今後の見直し内容)

−−−

(問題点)

・高齢化により、消防団団員の確保困難

・学校及び保育園の県道入口がカーブになっており、見通し悪く危険である。現在、県道路改良要望中。

(2) 防犯運動その他生活の安全確保

(現在の活動状況)

・警察の依頼による、防犯連絡所を各町内会毎に設置し防犯運動(随時)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION