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福岡市市民福祉サービス公社は、自宅で日常生活を送っていく上で、介護や家事の援護を必要とする高齢者や障害者の自立を支援し、また、要介護者の家族等の負担を軽減するためにホームヘルプサービスなどの在宅福祉サービスを提供することを目的として、平成2年9月1日に発足した。
当公社は、当初は任意団体としてスタートし、
・ホームヘルプサービス事業に係るホームヘルプ協力員の募集
・養成研修相談事業(おとしより相談)
・介護講習事業(高齢者、障害者の介護方法の実技講習等)
・情報提供事業(福祉機器・介護用品の展示、介護等に係る図書・ビデオの貸出、在宅福祉サービスに係る紹介等)
の事業を開始した。その後、平成3年3月には全市においてホームヘルプサービス事業を開始し、4月には財団法人福岡市市民福祉サービス公社となり、また、平成5年7月からは上記事業に加えて住宅改良相談・助成事業も行うこととなった(財団法人の基本財産1億円は福岡市より全額出資)。
(2)ホームヘルプサービス事業(図5)
?事業の実施
市民からの登録制であるホームヘルプ協力員が、事務局職員との連携のもとに、援護を必要とする在宅の高齢者や重度の心身障害者に対して、自宅で生活していくために必要な介護や家事のサービスを行うものであり、当公社のサービス事業は次の2種類からなっている。
i 福岡市ホームヘルプサービス事業
福岡市から福岡市ホームヘルプサービス事業の委託を受けて実施するもの
ii 公社独自事業
利用者が、福岡市ホームヘルプサービス事業の利用上限時間を超えてサービスを利用しようとする場合に、公社の独自事業としてサービスを行うもの
?サービスの利用
i サービスの利用者
市内居住の概ね65歳以上の高齢者及び重度の心身障害者のいる世帯で、高齢者又はその世帯が高齢者の介護又は家事のサービスを必要とする場合

 

 

 

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