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ては既存の公民館に福祉的な機能を付加する事で対応し、公民館のない小学校区区においては、新たに市民福祉センターを整備することとした。なお、新規整備の場合も小学校の空教室等を活用するなど早期の整備を進めている。)
高齢者関係の施策もこの市民福祉センターを拠点として、特に相談業務等についてはコミュニティを十分活用して推進することとしている。
 
(2)生涯学習と生きがいづくり(2(2)?関係)
 
?北九州穴生ドーム
北九州市における高齢者対策施策の一環として、高齢者をはじめ市民の心身の健康づくりや世代間の相互交流のための拠点として建設された全天候型のドーム式多目的グラウンドが穴生ドームである。条例上は、高齢者体育施設として規定されるが、隣接する年長者研修大学校「穴生学舎」の体育事業のみならず、市民の健康づくりや各種イベントに利用されている。
 
?北九州市立年長者研修大学校「穴生学舎」
北九州市における高齢者対策施策の一環として、増大する高齢者の学習ニーズに対応するため、生きがい、健康及びふれあい(仲間づくりや社会活動の促進)を目的として建設された高齢者研修施設が平成6年9月開校した。隣接する「穴生ドーム」と一体となった地域開放型の福祉施設となっている。(?・?とも、地域福祉推進特別対策事業により整備)
 
(3)「ふれあいむら」(高齢者向けケア付き公営住宅)の整備(2(2)?関係)
単身高齢者や高齢者夫婦世帯が安心して住み続けられるように配慮した高齢者向け世話付き住宅を各区に1ヶ所を目標として建設を進めている。現在までに、八幡西区の「ふれあいむら竹末」(建設戸数31戸)が完成しているが、高齢者の心身機能の低下に配慮して安全性の向上、緊急時への対応、行動範囲の拡大等を考慮して設計を行うとともに、隣接する福祉施設(デイサービスセンター)と密接に連携して運営されている。
さらに、門司区において、高齢者に配慮した新しいモデル公営住宅を建設中であり、八幡東区において現在計画中である。
 
まとめに代えて〜今後の課題
北九州市において、総合的な高齢化社会対策に総合的に取り組み始めたのは、平成6年度からである。実施計画に基づき、在宅サービスや施設サービスのバランスのとれたサービスの提供体制の整備を推進するとともに、「北九州方式」と呼ばれる独自の施策を幅広く展開しつつある。
このように施策を展開する中で、まず、第一に「福祉は、財源問題である」と言わ

 

 

 

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