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(2)北九州市における高齢化の特色
 
北九州市における高齢化の特色は、次のように分析される。
 
?高齢化のスピードが速い
北九州市においては、高齢化率が7%から14%になるのに18年間しかかかっておらず、、諸外国と比較して速いと言われている我が国の高齢化のスピードよりもさらに、6年間も速く高齢化が進んでいる。
?後期高齢者の増加
75歳以上の後期高齢者数は、平成2年の51,407人から平成12年には74,904人と10年間に約1.5倍に増加すると予測され、今後寝たきりの高齢者や痴呆性老人の増加が予想される。
?大きな地域格差
平成7年9月末現在における高齢化率は、市全体の平均で15.7%で、7区のうち一番高齢化が進んでいる八幡東区が20.8%、一番低い小倉南区で12.5%と8.3ポイントの格差があり、今後もこの格差は拡大する傾向にある。
特に、近代製鉄発祥の地である八幡東区においては、既に5人に1人が高齢者という状況で、我が国の平成17年における推計高齢化率とほぼ同率となっている。
 

 

 

 

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