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?2次調査
・介護者の有無では、「介護やてだすけをする人がまったくいない」が7.1%、「就業や就学などにより昼間、介護や手助けをする人がいない」が13.5%、「介護や手助けをする人が病弱や高齢などにより十分な介護を受けることができない」が16.8%と4割弱の高齢者が、介護者に何らかの問題を抱えている。一方、「介護やてだすけをする人が常にいる」人は61.9%である。
・福祉サービス等の利用状況については、「利用している、またはこの1年以内に利用したことがある」者の割合は、「日常生活用具給付事業」(20.9%)、「あんしんすこやか窓口」(17.8%)、「デイサービス」(13.1%)、「訪問指導」(12.8%)、「ホームヘルパーの派遣」(12.1%)は比較的高いが、「機能訓練」(1.3%)、「在宅介護支援センター」(2.0%)の利用率は低い。
・福祉サービス等の利用意向については、調査対象者が「利用したい」、調査員が「必要である」とするそれぞれの割合は、「日常生活用具給付事業」(56.2%と58.9%)、「ホームヘルパーの派遣」(44.4%と55,9%)、「デイサービス」(38.4%と55.9%)、「ショートステイ」(35.4%と50.5%)等となっている。
(2)在宅保健・福祉ニーズ
?在宅における要援護高齢者の出現率
1次・2次調査の結果から、在宅で保健・福祉サービスを必要とする要援護高齢者数は314人(虚弱老人182人、寝たきり老人104人、要介護の痴呆(重度)11人、要介護の痴呆(中度)17人)となり、高齢者全体に対する出現率は、6.93%となる。
(314人÷{4,618人−(545人−456人)}=6.93%)
 

 
*1:平成8年の推計値は平成7年10月の国勢調査結果の1,423,792人(65歳以上人口192,703人、高齢化率13.5%)に対して、要援護高齢者数を推計。
*2:第4次神戸市基本計画の人口フレームより、平成13年の65歳以上人口を247,200人と推計し算出。
*3:在宅の要介護の痴呆性老人(中度)については、1次調査の記憶力の設問で「最近のできごとを忘れることがしばしばある」もしくは「家族の名前や顔がわからなくなることがしばしばある」と回答した高齢者数(但し、重度の痴呆性老人を除く。)111名のうち、要介護者の割合を15%と仮定し(厚生省の椎計方法による。)、17名を中度の痴呆性老人とした。

 

 

 

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