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3 高齢者の社会参加促進策
高齢者の社会参加は、高齢者が培ってきた経験や能力を有効に生かすことで地域社会の発展が促進され、高齢者自身の精神・身体両面の健康維持にも繋がるなど高齢者施策の中でも重要な柱の一つである。
(1)社会参加促進の基盤づくり等
神戸市では、高齢者が健康で生きがいのある生活を送ることができるよう社会参加を促進する基盤づくりを進めるために主に次の施策を行っている。なお、これらは、震災とは関わりなく、全市的に実施している施策である。
?シルバーカレッジ
高齢者がその豊富な経験や知識・技術をさらに高め、その成果を社会に還元することを目指した学習・実践活動の場として設置されている。
〔概要〕
・対象:市内在住の57歳以上の高齢者
・定員:1学年420名
・受講期間:3年間
・学習内容:福祉コミュニティコース 100名
国際交流・協カコース 100名
生活環境コース 100名
総合芸術コース 120名
?就労対策
高齢者の社会参加意識の向上や、健康で生きがいのある老後を実現するために、「高齢者無料職業紹介所」を設けて高齢者の就労斡旋に努めている。また、高齢者のペースで仕事ができる共同作業所を設置している。
?その他
老後の生活を有意義にまた、健康で明るく過ごしていただくため、高齢者・障害者をはじめ市民が宿泊、保養、研修等に利用できる保養施設の開設や健康管理や福祉施策を案内するとともに、市内施設の入場割引により外出を促進し、生きがいの高揚を図るため、市内に居住する65歳以上の高齢者を対象に「老人福祉手帳」を交付している。
また、老人クラブ、スポーツ大会、敬老優待乗車証の交付などの施策

 

 

 

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