日本財団 図書館


 

  (2)障害された機能を整えるための援助内容を理解し、患者の状況に応じて実施できる

(3)障害された日常生活行動への援助が、患者の状況に応じて実施できる

?@食事の援助

?A清潔の援助

?B排泄の援助

?C安全・安楽な環境を整える

(4)受け持ち患者の治療及び治療目的を理解し、適切に援助できる

?@治療の目的、内容が説明できる

?A検査前のオリエンテーションができる

?B治療、検査が最良の状態で受けられるよう援助できる

?C治療、検査後の援助ができる

(5)患者の長期療養によっておこる不安を知ることができる

?@療養に伴うストレス

?A治療・検査に対する不安や不信感

?B社会的、経済的不安

?C予後に対する不安

(6)患者の状況に応じた生活指導及びセルフケア確立の必要性が理解でき、指導できる

?@自己管理能力の習得

?A生活行動の修正

(7)継続看護の必要性がわかる

・その日の実習計画が、患者の状況に適切であるか確認する

・患者の安全・安楽を考慮し、計画にそって実施されているか記録及び実施を確認する

・必要時、助言する

?@症状及び苦痛・不安の緩和に努める

?A安静が保たれるよう援助できる

?B薬物療法の目的を理解し、正確で安全に実施できる

?C予測される合併症について予防のための援助ができる

・その日の実習計画が患者の状況に適切であるか確認する    必要時、助言する

・障害された日常生活行動への援助の必要性が把握でき計画にそって実施できているか記録及び実施を確認する

必要時、助言または学生と一緒に行う

・援助時の患者の状態や患者の反応によって計画・実施の変更ができるよう助言し、学生と一緒に行う

・事前学習をさせる

・担当看護婦に、実施内容を掲示し了解をえる

・治療、検査に対する患者の反応をとらえ、適切な言葉かけや行動がとれたか聞き、できた点についてはほめる

・できなかった点については、復唱させたりプロセスレコードをおこし振り返りをさせる

・コミュニケーション技術について事前学習させる

・患者のいうことを否定せずよい聞き手になっているか観察する

・心理的不安がわかっていればこのまま関わりを深めさせる つかめていなければ助言し、関わりをもたせる

・プロセスレコードをおこし、振り返らせる

・全てが聞けなくても少しでも患者の思いが聞ければよい

・事前学習で、行う生活指導の内容について項目毎にポイントがあげられえているか、受け持ち患者に合った内容であるかチェックする

・安静について〜体位により肝血流量の変化があること    食後、30分〜1時間は横になっておく

○内服薬について〜種類、服用時間など

○食事について〜禁酒、刺激物をさける

○清潔について〜食後2時間はさける

○排泄について〜便秘すると努責することで静脈瘤が悪化することがある

・わかりやすい言葉で、患者の理解度を確認しながら行っているか、患者の疲労を考慮しているか観察する

・継続看護とは何か学習させる

7.実施した看護の記録及び報告ができる (1)必要な情報を整理し、記録できる

(2)要点をまとめ、専門用語を用い、正しく記録できる

(3)観察したこと、実施した処置が正確に報告できる

・記録物の確認をする

・必要時、助言する

・内容によっては早く報告するよう助言する

8.実施した看護の評価ができる (1)患者の反応と行った看護の効果を確かめ、目標が適切であったか判断できる

(2)実施した援助が、患者の状況に適切であったか考察できる

個別性をとらえた看護過程の展開であったか評価させる

?@情報収集、分析、解釈は適切であったか

?A実施した援助が、看護の目標・計画とあっていたか

?B実施した援助が、安全・安楽を考慮しておこなえたか

9.実習を自己評価し、振り返りができる (1)実習目標達成の自己評価ができる ・成人(壮年期)の慢性期にある看護が理解できている

・受け持ち患者の反応を見ながら関わり、援助できる

・一つでも目標達成できたことをほめ、達成感を感じられるよう助言する

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION