「クリスマスがやって来た、家族もみんなやって来る」ティムの歌声に合わせて、今年もキャロルのメンバーが戻って来ました。一年の締めくくりの作品として、色々な課題を抱えて集まるのです。劇場でのプレゼント交換の為に丁寧にラッピングして・・・さて、お客様を迎える準備は出来ました。今年はどんなパーティーになりますか。お客様のあたたかい拍手が、僕たちへの一番のクリスマスプレゼントです。

菊池准●演出家

劇作、脚色、演出と多彩なジャンルで意欲的に活躍中。脚本・演出を手掛けた昴公演「アルジャーノンに花束を」（1990年初演）は、新劇界異例の大ヒットとなった。今年は昴6月公演「宮澤賢治・宛名のない手紙を手始めに、8月には日生劇場にて上演された「走れメロス」（尾上辰之助主演）の脚本・演出を手掛けたほか、長野県駒ヶ根市や神奈川県相模原市で行なわれたワークショップに参加するなど、活動の場をますます広げている。

主な作品に「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」（演出/昴）「ザ・カヴァルケイダース」（演出/昴）「樫の木は歌う」（脚本・演出/俳優座劇場）「お気に召すまま」（脚色・演出/松竹）「週刊金色夜叉」（演出/劇団東演）「火垂るの墓」（脚本/プロツー・カンパニー）などがある。

劇作は「フライデーナイト・メッセージ」「オーバー・ザ・レインボウ」「児島源治郎氏の遺言」など。宮澤賢治ほか、芥川龍之介、柳田国男らの脚色も多数。戯曲版「アルジャーノンに花束を」が早川書房から発売中。

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