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S9はオリエンタル酵母(株)より購入し(製造日1996.4.12、ロット番号:96041200)、使用時迄-80℃の超低温冷凍庫に保存した。また、S9mix用のCofaclorはオリエンタル酵母(株)のCofactor-1(ロット番号:999601)を購入し、使用時迄冷蔵庫の冷凍室に保存した。

2.6 培地

 前培養用としてニュートリェントフロスNo.2(Oxoid社、ロット番号:10956082)を、また、試験用の最少グルコース寒天平板培地として寒天(和光純薬工業(沸)を使用した。

3. 試験方法

3.1 試験の準備

3.1.1 被験液の調製

 滅菌試料瓶に被験物質(AcidB1ue9)250mgを電子分析天秤で測定して入れ、精製水で、溶解した後、滅菌済み5mlメスフラスコにマイクロピペットで移し、メスアップして被験液5ml(5ml/100μl精製水)を作製した。

 各試験とも被験液は用時調製した。

(1)濃度設定試験用

 直接法、代謝活性化法とも、下記の10濃度の被験液(単位:mg/100μl精製水)を調製し、陰性対照は精製水とした。

5.0、1.5、1.25、0.625、0.313、0.156、0078、0.039、0.0195、0.0098

(2)本試験用濃度

 設定試験結果をもとに、各試験菌株の直接法、代謝活性化法とも、下記の6濃度(単位:mg/1OOμ精製水)を調製した。

5.0、2.5、1.25、0.625、0.313、0.156

3.1.2 陽性対照物質の濃度

 濃度設定試験および本試験に使用する陽性対照物質の種類と濃度(単位:10-3mg/100μl精製水、10-3mg/プレート)を下記に示す。

 

菌株     TA100   TA1535   TA98    TA1537    WP2uvrA

直接法    AF2(0.01) AZI(0.5) A刷(0.1) 9AA(80.0)  AF2(0.01)

代謝活性化法 BaP(5.0) 2AA(2.0) BaP(5.0)  Bap(5.0)  2AA(10.0)

 

3.1.3 最少グルコース寒天平板培地の作製

Vogel−BomerE最少培地(ソルト)100ml、グルコース20g、寒天15gにそれぞれ精製水を100ml、100ml、700ml入れ滅菌する。滅菌後、混合して最少グルコース寒天培地1000

 

 

 

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