2.2 溶媒
被験物質が水溶性であるので滅菌精製水を使用した。
2.3 対照物質
2.3.1 陰性対照(溶媒対照)
被験物質の調製に用いた2.2項に示す滅菌精製水とした。
2.3.2 陽性対照
陽性対照として、既知の突然変異誘発物質として一般的に使用され、当研究所SOPで規定されている下記の物質を選定し、ジメチルスルボオキサイド(DMSOと略す)に溶解して使用した。
DMSO:製造元;(株)同仁化学研究所、ロット番号;ZW241
(1)直接法(-S9mix)
物質名:製造元 ロット番号 純度(%) 等級 対応菌株
AF2:和光純薬工業(株)CAP1296 98 特級 TA100,TA98,WP2uvrA
AZI:和光純薬工業(株)APP5305 90 − TA1535
9AA:A1dhch PF07721M2 98 − TA1537
(2)代謝活性化法(+S9mix)
物質名:製造元 ロット番号 純度(%) 等級 対応菌株
BaP:和光純薬工業(株) ESJ4188 98 特級 TA100,TA98,TA1537
2AA:和光純薬工業(株) ESL7182 - - TA1535,Wp2uvrA
ここで、AF2は2-(2-フリル)-3-(5-ニトロ-2-フリル)アクリルアミド、AZIはナトリウム・アジド、9AAは9-アミノアクリジン、BaPはベンゾ(a)ビレンおよび2AAは2-アミノアントラセンを示す。
2.4 試験菌株
使用菌株の種類と入手先および人手年月日を示す。
・TA100(株)武田薬品工業、1993.4.13
・TA1535 〃 〃
・TA98 〃 〃
・TA1537 〃 〃
・WP2uvrA 〃 1995.8.4
なお、入手した菌株は、アミノ酸要求性、膜変異rfa特性、薬剤耐性因子、紫外線感受性を確認した後、試験毎に使用する分量に小分けして-80℃の超低温冷凍庫に保存した。
2.5 試験用S9とCofactor