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なお、走行形態は東京都内の宅配業務(月間約1000〜2000km弱走行)である。

(4)試験内容

着色剤を含むメタノール燃料を使用し、実際の営業運転にてメタノールトラック2台を長期間走行させる。試験の前後には排出ガス測定を実施し長期間走行における排出ガスに与える影響を調査する。また、試験前後には、部品の調査を行い着色剤が部品に与える影響も調査する。

・車両

道路運送事業者の積載量2t小型メタノールトラック2台を借用する。

試験車両は以下の通りである。

ディーゼルタイプ直噴メタノールエンジンEGR付き仕様車 2台

N01 足立12え86−4597/2月10日現在走行距離9579km

N02 足立12え86−4697/2月10日現在走行距離5959km

 なお、車両の仕様は第8章排出ガス試験を実施した車両と全く同じであるので省略する。なお、N01の車両は、第8章にて排出ガス試験を行った車両と同一である。

・調査対象部品

 噴射ノズル、点火プラグ、燃料フィルター、エンジンオイル、触媒

・試験用燃料、燃料タンク

道路運送事業者の構内にある簡易タンク(200L)を使用し、簡易タンクにて給油する。

 

074-1.gif

 

 従来、種々の試験を行ってきた着色剤のうち、排出ガス試験で使用したSB9を用いた。濃度は、自然貯蔵試験と同一条件である1ppmとした。なお、水着色剤選択の理由については第10章を参照されたい。

(5)調査項目

・走行試験

 

 

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